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さて
前ページだけを見ると、大潟村の農家が悪者のように見えますが…
実は、減反政策(米の生産調整・転作)というのは
『国(当時は自民党政権)が、米の在庫を減らすため、一方的に勧めた政策』
なので
殆どの農家は
『喜んで転作したというより、国の方針に逆らってもムダだから、仕方なく転作を受け入れた』
というのが実情なのです
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著者は
・農村出身
・(母方の)祖父が近所に住んでいて農業(←ちなみに、この祖父が先の大戦で日本を護り抜いた護国の英雄)
・親父は農家ではないが、農協(今でいうJA)職員
という環境で育ちましたし
同級生の親は、役場の職員(公務員)か農協の職員を除いた、ほぼ全部が農業だったので
幼い頃から『減反(げんたん)』とか『生産調整』という言葉は何度も聞かされましたし
それを口にする祖父や親父…また、近所のおじさんおばさんの表情は、決して明るくはなかったので
生産調整については、他の方よりも、ほんの少しだけ詳しいつもりです
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なので
秋田県大潟村の農家の一部が、当時の自民党に猛反発した心情は、農業に接した経験が無い方よりは理解できるんです
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