第4話 ★続・民主党のサギフェスト:3

7/35

103人が本棚に入れています
本棚に追加
/1293ページ
  さて   前ページだけを見ると、大潟村の農家が悪者のように見えますが…     実は、減反政策(米の生産調整・転作)というのは   『国(当時は自民党政権)が、米の在庫を減らすため、一方的に勧めた政策』   なので   殆どの農家は   『喜んで転作したというより、国の方針に逆らってもムダだから、仕方なく転作を受け入れた』   というのが実情なのです   ───────────   著者は   ・農村出身   ・(母方の)祖父が近所に住んでいて農業(←ちなみに、この祖父が先の大戦で日本を護り抜いた護国の英雄)   ・親父は農家ではないが、農協(今でいうJA)職員   という環境で育ちましたし   同級生の親は、役場の職員(公務員)か農協の職員を除いた、ほぼ全部が農業だったので   幼い頃から『減反(げんたん)』とか『生産調整』という言葉は何度も聞かされましたし   それを口にする祖父や親父…また、近所のおじさんおばさんの表情は、決して明るくはなかったので   生産調整については、他の方よりも、ほんの少しだけ詳しいつもりです   ───────────   なので   秋田県大潟村の農家の一部が、当時の自民党に猛反発した心情は、農業に接した経験が無い方よりは理解できるんです  
/1293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

103人が本棚に入れています
本棚に追加