最終章

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あたしには自信があった。 どこか不安になりつつも、 亮からの拒絶は想定していなかった。 だから順序的に香織の元へ先にやってきたんだ。 それが何? あたし振られてやんの。 てか振られんのとかすら初めてだし。 格好悪い。 究極に格好悪い。 本物のバカはあたしだった。 とりあえず今は。 振られた悲しさより、 恥ずかしさの方が遥かに上回っていた。 てかあたしこっからどーすりゃいいわけ? 土下座の体勢のままなんですけど。 しかも目の前では亮の言葉に感動した香織が、『亮ちゃん…っ…!』とか言って亮に抱き着いた様子だし。 ハンパないっす。
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