4770人が本棚に入れています
本棚に追加
鬼の形相で息を切らして仁王立ち。あたしの2つ上の女。
博美だ。
女はズカズカって音がピッタリな歩き方であたしに迫ってきた。
「真琴。」
「はぁーい。」
「『はぁい』じゃねぇよ!!
ふざけんなよてめぇ。」
「せんぱーい。
中学生にみたいな話し方…
格好悪いですよ?」
あははははと爆笑してやった。
皆も大笑い。
するとキレた博美が
あたしの服を掴み上げた。
「てめぇナメてんじゃねぇぞ!!」
「…………ぷっ。
ぎゃははは!!ウケる!!
『ナメてんじゃねぇぞ』だって~!!ナメたくもねー!!」
『パンッッ!!』
笑いが止まらないあたしの左頬に博美の平手打ちが飛んできた。
最初のコメントを投稿しよう!