ある日

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「博美さん!! もうさすがにキツイっすよ! いくら言ってもこいつには意味ないっすから。 さっ、そんな男忘れて俺とラブホでも行きましょ~」 無理矢理、亮に肩を抱かれ 博美は引きずられるようにして 出口へ向かう。 「真琴!てめぇ覚えとけよ!!」 そうありがちな捨てゼリフを残して嵐のような博美は去ってった。 扉が閉まった瞬間。 店内が爆笑に包まれた。 「ウケる~っ!!」 「あいつ鼻の穴全開だったよ!!」 「てかあのキレ口調どーにかしろよ!!」 「あいつ香水頭から被ってんじゃないの?くっせー!!」 ぎゃはははとみんな笑いが止まらない。
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