終わりの始まり

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え? なに今の。 イクとこじゃない? ふと亮の顔を見ると、 亮はあたしを見つめたまま歯を食いしばり必死に堪えた表情をしてる。 へ? 亮の顔を見ていて、 あたしはここでふと昔の話を思い出した。 まだ十代の頃。 あたし絡みの知らない女とホテルに消えた亮は一瞬でクラブに戻ってくることがしばしばあった。 早過ぎて、ちゃんとヤってきたのかと皆で尋ねると、亮は笑いながら言った。 『俺!ヤバい早漏だからマジ即効で終了だし~!』 と。 それ以来亮が極度の『早漏』だという話はあたしたち仲間うちでも有名な話。 当時は『つまんねー!』とぎゃはははは笑っていたあたしたちだった。 まさか。
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