放心

3/21
前へ
/1035ページ
次へ
亮は今香織と仲良くやってることだろう。 あたしのことをキッパリ諦めると言った彼。 あの時から心のどこかでは気づいてたはずなのに。 あたしにはそれを認める勇気はなかった。 『人の幸せが嫌い。』 『自分が1番じゃないと嫌。』 『好きだなんだ言っといて結局は男と女なんて簡単なもん。』 『すぐ壊れる。』 昔からあたしはそう思って生きてきた。 柳さんや龍太郎の時だってそうだ。 欲しいもんはいつだって手に入れてきたあたし。 けどその後が肝心で。 あたしが本気になろうと、 上手くいかないもんはいかないし壊れるもんは簡単に壊れる。 そんなもんだって分かってるのに。 あたしの頭には今、亮しか居なかった。

最初のコメントを投稿しよう!

4793人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>