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「はは、そんなことはどうでもいいじゃないか」
「何?」
本当にどうでもよさそうに言う赤い男。
リオレスは男の言葉に首をかしげる。
「お前の目の前には今私がいる。私の目の前には今お前がいる。ならば、今考えることは一つだけだろう?」
赤の男は拳を構え、笑みを浮かべる。
「そうでしたね。今はあなたを倒すことだけを考えましょう」
「伝説と言われた男、リオレス。その力を見せてくれ」
「言われずとも、すぐ終わらせてあげますよ」
リオレスは魔力で隠していた赤く巨大な槍を右手に持った。
「クレイヴが一人!ジン・シュレイダー参る!!」
名を名乗り終えると同時に、ジンは縮地でリオレスに向かった。
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