伝説の英雄

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「この力を出したからには、もう勝負はつきます」 笑顔がなくなったリオレスの冷たい言葉。 「ほう、なら見せてもらおうか」 ジンは両手に炎が灯った。 そして縮地でリオレスに近づく。 「炎拳!!」 炎を最大限凝縮したジンの拳がリオレスに向かう。 リオレスは、ジンの拳を無表情のまま素手で受け止めた。 「なっ!?」 「黒術は他の能力と異なり特性が複数あるんですよ。 あなたの拳を受け止めたのは『硬化』です」 全身に黒術をまとっているリオレスは、全身が最大級に硬化している。 黒術と炎術では能力としての差がある。 全身に黒術をまとっているリオレスにジンの炎術は届かない。 「さぁ終わらせましょう」 リオレスは冷たく言い放ちった。 そして、ジンの拳を突き放した。 「黒影乱舞!!」 後ずさりしたジンの一瞬の瞬間に詰め寄る。 そして、ジンに槍を向ける。
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