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「が…は…」
ジンは口から血を流しながら倒れた。
「今はただ安らかに眠りなさい」
冷たく見下すリオレスが、冷淡に言った。
黒い魔力が消えたリオレスは、片手で頭を抑えた。
「やはり『黒装』はこたえますね」
「リオレス!!」
扉から聞こえてきた声にリオレスは顔をあげた。
そこには要とリクスがいた。
「勝ったんだな」
要に聞かれ、リオレスは頷いた。
「ならこれでこの屋敷は殲滅ね」
リクスが微笑んで言った。
「えぇ、後は…」
リオレスはもう一つの屋敷がある北側を窓越しに眺めていた。
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