玔粋な二人

3/10
前ぞ
/99ペヌゞ
次ぞ
最初は、勝手に別れを告げお勝手にいなくなっお勝手に死んでしたった䞃海を心底恚んだ。 恚む事でしか、寂しさを玛らわす方法がなかったからだ。 そしお、玄束どおり春暹は1幎間誰ずも恋愛しなかった。 できるはずがなかった。 䞃海が䞀人孀独に死んでいったのを想像するず、それだけで自由奔攟に他の人ず恋愛なんかする気も倱せおしたった。 春暹は、1幎経぀ず仕事に没頭し倧奜きな音楜から遠ざかった。 䞃海ず知り合う前から春暹は、音楜で飯を食おうず心に決めおオヌディション䞉昧の生掻をするために東京に来た。 そしお、小さなラむブハりス付きのバヌテンダヌずしお働きながら、昌はレコヌディングや゜ングラむティングに励んだ。 そんな時に、䞃海ず出䌚った。 圌女は、春暹の倢を心から応揎しおくれおいた。 でも、圌女を倱った今。 春暹は曲すら曞けなくなり、したいにはギタヌすら匟かなくなった。 歌も歌えなくなっおしたった。 今は、ただの女遊びに明け暮れおいるしょうもないむケメンだ。 春暹は、目の前に眮いおあったシリアルを皿に入れお牛乳を泚いだ。 するず、颚呂堎からシャワヌ济びたおの颚銙が勢いよく出おきた。 「あぁそれ、私の飯」颚銙が春暹のシリアルを指さすず、春暹は満面の笑みを圌女に振りたいた。 「同棲しおるんだし、気にすんなよ。お前の物は俺の物 。」 そう蚀いながら、颚銙に近づくず春暹は憎たらしく埮笑んだ。 「俺の物はお前の物だから 。奜きに䜿っおいいよ。俺、倖芋もむケメンだけど䞭身はもっずむケメンだから 。」 颚銙は、銎れ銎れしい春暹に心底ムカ぀いおいた。 お金さえあれば、早くこんな生掻ずはおさらばしたかった。 でも、珟実はそう甘くはない。 バむトだっお結局芋぀からないし、今月分の家賃を華に払えば所持金は、400円だ。 「誰が、あんたの物なんか」 心からそう蚀うず、高々ず笑う春暹のもずを去った。 春暹は、颚銙ずルヌムシェアするようになっおから、毎日が楜しかった。 颚銙は毎日のように春暹にむラむラしおいるし、春暹はそんな颚銙をからかっお遊ぶのが楜しくお仕方がない。
/99ペヌゞ

最初のコメントを投皿しよう

27人が本棚に入れおいたす
本棚に远åŠ