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猫被ってたのか(苦笑)
それでも、弟を思いやる凌のお姉さんの姿は……嘘じゃなかった。
礼儀正しく、猫を被るくらい……可愛い子ぶるのを嫌というほど見てきた俺には可愛いものだった。
「よかったな、凌♪お姉さん、すぐ来てくれて」
保健室のベッドから起き上がった凌の頭を撫でてあげた。
なんだかんだ言いながら、嬉しそうな顔を見せる凌の顔に………姉を慕っている様子が伺えた。
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