前に向かって

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『あ~、、、姉ちゃんばっかり………ずりー』 開け放たれたドアから、凌が覗いていた。 《なっ、なによぉ//////;勝手に覗かないでよ////;》 風花が慌てたように離れ、凌に言う。 『これ持ってきたんだよ』 不安定ながら、コーヒーとお菓子が入ったトレイを両手で持ちながら 凌は部屋に入ってきた。 「おっ、ありがと」 ぐらつく凌の手からトレイを受け取り、テーブルに置いた。 そして、床にペタンと座った凌。 《なによぉ》 『これ、食べていい?』 お菓子の包みを指差した。 .
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