２度目の恋

前に向かって

『内診しますので……ご主人は、こちらでお待ちください。』

あっ………俺……ご主人じゃねーし………

訂正をする暇もなく、美空は診察室に連れていかれた。

ご主人じゃないけど………美空の荷物と共にソファーに座った。

………………………………………

『あっ、ご主人……予定日より早いんですが……このまま出産になりそうですので、入院になります…………手続きをこちらで…………』

「あのー、、、、俺、ご主人じゃないです」

えっ!?というような、怪訝な顔をした看護師さん。

なんだか、申し訳ない気持ちになった。

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