前に向かって

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「なぁ、風花………こんなに力いれて擦って……大丈夫なのか??」 ふぅぅぅぅとゆっくり息を吐く美空を横目に見ながら、風花に問いかけた。 《美空ちゃんが楽なら、問題なしだよ………美空ちゃん、どぉ!?》 『痛みが和らぐ……ありがと、大地』 そんな美空の言葉に、安心した。 《あっ、大ちゃん……早めに陸くんに連絡とってね》 風花に言われ、ポケットから携帯を取り出した。 .
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