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ボタンをピッと押し、耳に当てた瞬間
『美空!!!!!!美空!!!!!!!!!!!!!!!!大丈夫か!?』
大きな声で美空の名前を連呼する陸。
「………陸………うるさい……」
静かに言ってやった。
『あっ、兄貴!!!!!!生まれた???大丈夫なの???痛い???苦しい???』
一気に捲し立てる………ったく…
「……え~っと………痛くもないし、苦しくもない……俺は(笑)」
『ふざけんな!!!!!!!!!!!!』
めちゃめちゃ、怒られた……………焦ってる陸を落ち着かせるためのほんのちょっとの冗談だったのに………
「まだ、生まれてない……今は、事前処置とかで風花と一緒に病室を出た…………来れるのか??」
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