２度目の恋

前に向かって

『……そりゃあ………代われるもんなら、代わってあげたいけど…………』

陸の場合、代われるなら ほんとに代わりそうだ。

『………こればっかりは……………美空じゃなきゃ、無理だよ………』

代われないのが、もどかしいかのように話す陸………その間も手は休めなかった。

『……あっ!!!!!!』

《ん!?》

風花が美空を覗き込んだ。

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