２度目の恋

先生

『大地先生……頭が痛い』

休み時間、俺のところにやって来た生徒。

「ん!?どうした!?……どれどれ」

額に手を当てた。

「ありゃあ……凌、熱あるぞ……保健室に行こう」

コクンと頷く凌。

「歩けるか!?」

『……ん～……』

ダルそうな顔で否定も肯定もしない凌に、再び告げる。

「よし、おんぶしてやる」

そう言って、背中を向けた。

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