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実は 俺は気になる人がいる。
もちろん 今 この場所にいない。
かと言って みんなにバラす気は サラサラない。
しかし 酔っ払い達の手拍子は止みそうにない。
考えた挙げ句 小さく呟いた。
晴人『じゃぁ……名前だけですよ?』
途端に手拍子が止み みんなが俺に注目した。
課長「名前だけ…それは魅力的だね♪」
そんな課長の言葉に 苛立ちを感じながら ゆっくりみんなの顔を見た。
本当は 彼女の名前なんか教えたくない…
こんな場所で みんなの前で…
一瞬 母さんの名前も考えた。
そのほうが 楽だよな…
晴人『………しのぶ…です…』
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