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じいちゃんはいわゆる発明家と言うやつだ。
おまけに天才が前につく。
さらにその発明品が警察や特殊部隊とかが使うトンデモアイテムなわけで、子供で男な俺は簡単に釣られてった。
某猫型ロボットの秘密道具ばりのトンデモアイテム達は俺を釣るには極上の餌だった。
おかげで変な方向に目覚めてしまった。
「まあ大したことではないよ」
ニコニコとした笑みを顔に貼り付けながら言ってきた。もう年だと言うのにまだまだ元気そうだ。
もう少し弱ればいいのに。
「厄介事なら却下だぞ。」
夏休み初日から仕事なんてどんな報酬があったって嫌だ。
「仕事ではない。」
「じゃあ何だよ」
仕事じゃ無いなら何だ?珍しく厄介事じゃな「和人、旅行に行ってこい」
「…………はい?」
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