2169人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺のためにご奉仕しろよ…
服も食いもんもくれてやる、
月末には小遣いもやるよ…いいだろ?」
…ペットになれっていうのか?
この口臭がピンチなおっさんの…!
私はそう思ったのだが、
゙食いもん゙゙服゙の欲しさに即座に頷いた。
荷物はいつも持ち歩いているので、
それを持って私は八雲に着いていった。
一年前…私が家を出たのが冬で
それから六ヶ月後だから、
もう初夏の風が私を吹き抜けていった。
私は冬に出たから
鞄には冬服しか持ち合わせていないため、
夏服をかって貰うという嬉しさに心躍っていたっけ…
最初のコメントを投稿しよう!