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きっとこんなに寂しく感じるのは葵と付き合い出したせいだろう、誰かといる安心感を思い出させられたせいだと思った。
そんなことばかり考えてると次第に私の瞼は重みを増しゆっくり閉じた。
『たくっ、こういう時位甘えるっていう考えはねえのかねぇ。ゆりあサマは』
遠くのほうから呆れたような声がした、それは知っている声
大好きな人の声。
その声の後に冷たい感覚が頬を撫でた、それに誘われるように私の瞼はゆっくり開き光を視界に射し込む。
『ゆりあ?大丈夫な訳ねぇよな・・・薬買ってきたからコレ飲んで、ほら水も』
朧気に捉えたのは葵の心配そうな表情だった、一気に安心感が胸に波紋のように広がる。
葵の手が滑り離れてしまうことが悲しくて私は布団から右手を出して葵のその手を掴む。
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