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―戦国組―
時雨「戦国組にいるのは…長政様とお市さん!」
2人を見つけた時雨は、光の速さで走っていった。
時雨「長政様!お市さん!」
お市「時雨さん!どうかされたのですか?」
時雨「お友達を作りに参りました!」
お市「そうなんですか」
時雨「それにしても、2人は戦国組だったんですね…同じクラスじゃなくて残念です」
お市「詮無き事…」
時雨「そうですね…詮無き事…」
長政「2人とも、そこまで落ち込まなくても、休み時間などに会えば…」
時雨・お市「それだけでは足りないのです!」
長政「す、すまない!」
時雨「お市さん…他組にきませんか?」
お市「何を思おうと、詮無き事…」
時雨「…ですね」
長政(某はどうすれば…)
呂布「気にするな。気にしたら負けだ」
長政「確か時雨殿と一緒にいた…」
呂布「呂布だ。間違ってもゴキブリなんて言うなよ」
長政(少し思ってしまった…)
貂蝉「私は貂蝉です。仲良くしてくださいね」
長政「某は、浅井長政と申す。宜しくお願いする」
呂布と貂蝉は、長政と友達(?)になった。
***
時雨「…こんなものですかね」
あの後、時雨と貂蝉は、他のクラスにも行き、ほとんどの生徒と友達(?)になっていた。
時雨「さすがの私も疲れました…今日は帰ります」
貂蝉「そうですね…奉先様、帰りましょう」
呂布「ああ…」
疲れきった3人は、そのまま帰っていった。
その頃、他組の教室では…
董卓「誰もいないではないかああああぁぁぁっ!」
配布するプリントを職員室から持ってきた董卓が、1人嘆いていた。
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