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青々とした空―――…
そこに、一羽の鶴が飛んでいる。
時雨「こんな都会にも、鶴っているんですね…」
遠くに飛んでいく鶴を見つめる少女が一人…
少女の名は時雨。
今日から"無双学園"に通う、生徒の一人だ。
時雨「それにしても、今日は晴れて良かったです。絶好の入学式日和ですね!」
そう言いながら、歩いていると…
エン紹「校長おおおぉぉぉおおっ!」
時雨「!?」
もの凄い形相で、男が走ってきた。
エン紹「おい、貴様!鶴を見なかったか!?」
時雨「鶴ならさっきあちらの方角に飛んでいきましたが…誰ですか?」
エン紹「無双学園の教頭だ!名はエン紹!貴様は新入生か?」
時雨「はい!時雨と言います。宜しくお願いしま…」
エン紹「もうすぐ入学式が始まるから、体育館で待っておれ!私は校長を連れ戻してくる!」
時雨「あ、はい!」
エン紹「校長おおおぉぉぉおおっ!」
エン紹は、砂埃をたてながら去っていった。
時雨「私も早く体育館に行かなくてはいけませんね!」
時雨も、体育館へと向かって歩き出した。
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