ねぇ、妹子
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妹子の目は 濁っていた。 恐ろしくも、悲しい瞳。 「すまない…妹子。 私のせいで… 君が狂ってしまった」 私には もう謝る事しかできない。 「太子、何で 謝るんですか─────── ギュ… 私は 手錠で縛られた腕を 精一杯伸ばし、 妹子を抱いた。
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