プロローグ

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 冬の曇り空。  空は一つだ。  何もかもを失い、  現実に怯え、  前に進めない。  過去に怯え、  後悔し、  嘆き、悲しんだ、  哀れな空……  そして。  そんな悲しみの空の下。  少年は――  そこにいた。  
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