お裁縫

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高校生の時に、お客様のYシャツのボタンが取れてしまい、慌てて付けて欲しい時がありました。 家には私しかいない事を確認した父親。 無言でYシャツとボタンを持ちお店に戻り、お客様にお詫びをしました。 お客様は笑って許してくれたそうです。 父親が満足のいくレベルに仕上がらなければ、絶対に触らせて貰える事はありません。 こうして、私のお裁縫が出来ない事のコンプレックスは深まるばかりでした。
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