花束はいつか枯れ、捨てられる。

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シラーの悲しみをどうすれば拭えるのか。 シラーを幸せにするにはどうしたらいいのか。 花に答えるすべはない。 死人は望まない。 僕が望むのはこんなものじゃなかった筈だ。 照りつける太陽をもろともせずにさんさんとらんらん。 きみと輝きたかった。 それでができなくなったのは、ぼくのせいだ。
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