花束はいつか枯れ、捨てられる。

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体を大きく痙攣させて君は得たいの知れないものを吐き出した。 止まらないその液体は僕たちのあやふやな気持ちか。 伝えきれない愛情と信じきれない愛情。 愛しているのに君はもう居ない。 思いでの中で僕は君に呟く。 愛してたよ。 寂しさが、去来する。 巨大な、寂しさが。
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