第二章

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文化祭~2日目~ 朝からもやもやした気持ちを 背負いながらも模擬店という 初めての体験にワクワクさせる気持ちと 2つ同時に抱えながら登校したうち。 皆に昨日から変だと言われて なんでもないから、大丈夫 そう明るく流しておく、うち。 なんにも知らない人を、 それに先輩という歳の差のハンデを持った 人を好きだなんて自分からは 到底言い出すのは無理だ。 朝の集会が終わればすぐに準備をして 模擬店を始めなければならない。 一応、朝に早く来て待ち時間を 減らすために作っておいた商品。 うちらのクラスは、たこ焼き、 ホットケーキを販売する。 うちはホットケーキを焼く係りだった。 ホットケーキ班は女子が2人だけで多少 寂しい部分もあったが男子との会話も そこそこ面白いものだった。 -
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