貴方

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必死に走り、貴方の家に着きインターホンを押した。 何回も。 でも、誰も出てこなかった。 手を拳にして、扉をドンドン叩いても、出てこなかった。 その時、私の頭に 〔病院〕と言う二文字が頭をよぎった。 貴方は私と付き合っていた時、体調が悪かった… 病院…ありえる。 私は、病院へと走った。 走ってる時の事は全然覚えていない。必死すぎて。 きっと履いていたスカートも、ぐちゃぐちゃにめくりあがっていたのだろう。 5分ぐらい走っただろうか。病院に着いた。 大きな、病院。 私は近くにいた看護婦さんに、 貴方の病室を聞いて病室に走った。
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