貴方

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…一ヶ月ちょっとの月日が流れたある日、 貴方のお母さんがいきなり私の家にやって来た。 『貴女が落ち着いたらこれを渡すように、息子に言われてたの』 そう言って、貴方のお母さんは 私に手紙を差し出した。 私、まだいっこも落ち着いてない… そう思いながらも、手紙を受け取り、 「…ありがとうございます。お茶でもどうですか?」と、言うと 「今日は用事があるので、また今度に。ありがとう」 と言って、私の家を去っていった。 私は手紙を見つめながら家へ入った。 鍵を閉め、リビングに行き 机に座り、少しの時間手紙を眺めた。 「どんなことが書いてあるんだろう」という気持ちと少し、「怖い」という気持ちが混ざり合う。 目を閉じ、一つ深呼吸をし 私は貴方からの手紙に手をつけた。
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