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[恋愛] 雨粒
窓の外は雨が降ってる
あたしの心の中とおんなじ
あなたのことを思うと
こんなにも空にある雲が
小さな小さな雨粒を
あたしの心に降らせる
静かだけどたくさんの雨粒なの
前が見えなくなるくらいに
ずっとずっと降り続いてる
心に溜まりきらなくなった雨粒は
あたしの涙となって
あたしの瞳からこぼれ落ちる
雨が降りやまない限り
あたしの心に
希望の光は射さないんだ
あたしの涙は止まらないんだ
それを知ってか知らずか
窓の外には水の粒が落ち続ける
まだ太陽は顔を出さないのかな
あたしの心の隅まで
照らすようにして
さんさんと光を放ってほしい
水溜まりが渇くぐらいに...
雲の切れ間から光が射したとき
あたしはあなたに伝えます
“あたしたち別れよう”
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