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家に着いた俺は猫を腕に抱えたまま、一目散に姉の部屋へ向かった。
「姉ちゃん!姉ちゃん!!」
「……………………。」
返事がない。
どうやらぐっすり寝ているようだ。
それでも俺は、姉に声をかけ起こそうとしていた。
そして数分後姉は目を覚ました。
「あ゙~~~~~!!?何?!」
起こされて少し不機嫌な姉に言った。
「姉ちゃん見てよコイツ!帰りに色々あって拾って来た!!!」
姉は寝起きでぼやけている目を擦りながら俺の腕の中で寝ている猫へ目を向けた。
「は?え、何?……猫??どうしたのこの子???」
俺は姉に理由を説明した。
「なるほどね。」
どうやら説明してる内に完全に眠気が覚めて落ち着いているようだ。
続けて姉は言った。
「理由は分かったけど親が許してくれるかわからないよ?」
姉もかなりの猫好きだ。
その姉がこう言うのには理由がある。
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