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「ちっ!もう少しなんだけどな!」
(やっぱりあのバッティングはほんまもんやな…―)
「すんません。タイム。」
元気がタイムをとりファーストからマウンドに駆け寄った。
「笹尾さん。あいつは宇田っちゅう奴で中学の時は有名な奴なんすわ。」
「あのコースをあそこまで持ってくんだからな…―」
「勝負は危険ですよ?」
「しかしな…―あの梶が居るしな。」
確かに、宇田との勝負は危険だが、梶との勝負は宇田より危ない。
「勝負だ。笹尾!リベンジすんだろ!力でネジ伏せろ!」
「おう!」
(宇田か…―こいつさえいなかったら優勝やったんやけどな…―)
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