セレクション

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えっ? なんか変な事言った? すると、キャプテンの山崎さんが口を開いた。 「君は野球を舐めてるのか?」 「なっ!?舐めてませんっ!」 野球を舐めた事なんかないっ! 「ここに居るセレクションを受けに来た者は名門の中学やシニアから来た者達ばかりだ。我が雷雲高校は甲子園に5年連続で出場している。この意味わかるね?」 「……」 何も言えなかった…― 小学校も一人、中学も一人… 野球なんか出来なかった。 だから、高校は名門で野球がしたかった。
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