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続く二球目今度は外角低めにストレート。
(よしっ!ナイスコースだ!えっ…―)
柳は腕を目一杯伸ばして外角に食らいついた。
バチっ!
打球はフラフラっとファーストの頭を越えてライト前に落ちた。
「スピードがある球は当てただけで飛ぶからなぁ~♪」
柳は一塁でにこやかに一年ベンチに向かってガッツポーズしていた。
「よっしゃ~!柳に続け!」
活気づく一年ベンチ。
そして、二番の斎藤が左打席に入る。
(ちっ!運悪いぜ!落ちた所が悪かったな。こいつもど真ん中でビビらしてやれ!)
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