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・・・・・・・・・・・・・・・は?
いやいや、ちょっと待て。確かに無駄に長い話聞かされるよりはいいけどそれだけ?ていうか何か聞いたことあるような?気のせいか?
なぁ、グレン?とグレンに同意を求めようとすると、
「深い、深いなぁ。あの学園長深すぎるぜ。」
なんていって感動していた。仕方ないのでミリィの方を向くと、
「・・・・・・・・・。」
最初の俺と同様固まっていた。うん、やっぱりミリィは一般人だ。
俺は貴重な一般人がいることが嬉しくなり思わずミリィと感動の握手をしてしまった。
「ク、クロス!?」
おっと、マズい。セクハラで訴えられてしまう。てかグレンに見つかったら殺される。我を忘れると何をするか分からないから気をつけないと。
「悪い、何かつい。」
「あっ、いえ、い、嫌というわけでは、ただ、その、心の準備というか、あの」
手を離すと顔を真っ赤に染めたミリィは少し残念そうな顔をしていた。きっと手を握ったのがグレンでないことがショックだったのだろう、ゴメンミリィ。
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