取り巻きC

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「よっ!」 「おはようございます!」 玄関を開けるとそこには美男美女、うわー、笑顔が眩しいぜ。 「おはよっ!」 この2人は俺の幼馴染み、男の方はグレン、赤い髪をツンツンに立てた所謂イケメンだ。 女の方はミリィ、黒い髪を腰まで伸ばした所謂美人、というよりはカワイイ系だ。 ちなみに俺は黒い髪をツンツンに立てた所謂凡人だ。 あれ?おかしいぞ?目から汗が出てきた。 「おい、クロス、大丈夫か?」 「どこか具合が悪いのですか?」 おっと、2人に見つかってしまった。 「いや、何でもない。気にしないでくれ。」 俺は涙を拭いながら笑顔で答えた。 「そっか、なら良かった。じゃあ、行こうぜ?」 俺たち3人は歩き出した。 こいつらの優しさにまた少し汗が出たのは内緒の方向で
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