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ベッドに入ってみると布団がかなりフカフカだった。
こりゃソファで寝る選択肢にしなくてよかった。
いい感じにまどろみ始めた時寝室の扉が開いた。
「主よ?もう寝たか?」
サラの声がする。でも半分夢の中だからか体は動かなく、声もかけれなかった。てかぶっちゃけそうすることがダルかっただけだけど。
「・・・よし、寝たか。」
そう言ってベッドに入ってくるサラ。
「まったく、主は我をどう思っておるのじゃ?普通女と一緒に寝ようなどと考えつかんじゃろうに。」
怒られてしまった。やっぱり軽率だったかな?
「まあ、使い魔と一緒に寝るという奴はもっと少ないがな。」
そう言ったサラの声は少し楽しそうだった。
「我たちのような使い魔を同じ人として見てくれることがこんなにも喜ばしいとはな。ありがとう、主よ。」
そして俺の頬になにか柔らかい感触がした。目を閉じてるからそれは何かわからないがサラが俺に何かをしたことは分かった。
「い、今のはただの礼じゃぞ!勘違いするなよ!?って我は寝ているものに何をしているのじゃ・・・。」
サラが自己嫌悪しているなか俺の意識は無くなっていった。
・・・・・・・・・
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