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「はい、俺の名前は?」
「えっと…井川隆太…先生です…」
「はい、当たり!」
そういって先生は私の頭をポンってした。
やばい。多分、今の私、顔真っ赤になってる。
「じゃあ、帰っていいよ。ごめんな。残らせたりして…」
先生は悲しそうな顔をしてそういった。
「いえ!そんなことないです!じゃあ、失礼します!」
なんだか、先生の悲しそうな顔を見たら可愛くて緊張がほぐれたのか、言葉がすらすら出てきた。
そんな私を見て先生もびっくりした顔をしていた。
「じゃあ、気を付けて帰るんだぞ。」
「はい!さようなら。」
先生は飛びっきりの笑顔をくれた。
こうしてドキドキの放課後は終わった。
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