貴女‐ァナタ‐

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冷えきった白い手に細い指を絡めて 我が紅き雫を 貴女に捧げてあげましょう そして黄泉がえり 我を束縛の檻に閉じ込めて いつしか貴女は動かなくなり 紅き雫を垂れ流し 気付いた時には もぅ…… 貴女は動かない ドールになっていました いつしか 又、人になりて 我と言葉を交わす時が 訪れますように
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