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金とセックスが大好きな女が居た
ストレートな言葉に 綺麗な表現
決して下品な言葉でエロさを求めたりしない ある作家の小説が 密かに人気を呼んでいた
官能小説家 昴.
彼の書く小説の主人公達は 皆 金とセックスに溺れている
それだけではなく 溜め息が出る程 美しく死んでいっているのだ
彼は言った
俺の書く小説は 非現実的で つまらん
こんなん 阿呆らしくて読む気にならんわ
では 何故書くのかと問いた
浮かんでくる話が こんなんばっかだから 仕方無く書いてるだけや
これは 彼の願望なのだろうか
違う こんな人生なんか嫌や
俺は好きな奴と のんびり生きていきたい
綺麗に終わったから なんや
愛が途切れるとか 寂しいやん
俺は 死にたくない
そして 最後に こう 言った
俺は 金もセックスも 大嫌い
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