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《凌一》は以前から大学を辞めたいと言っていた。
料理の専門学校に進学したかったらしいが
『どうしてもやりたいなら大学を出てから自分でやれば良い。』と
親の反対を受け仕方なく大学に進んだという。
今の彼は居酒屋のｱﾙﾊﾞｲﾄが何より楽しいと語っていた。
『やりたいことがあるならやればいい。』と
《小野》は呆れた顔で言い放った。
少なからず《小野》は自分のやりたいことを出来る範囲内で満足いく程度にしているのだろう。
でなければこんな言葉は出て来ない。
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