《銀河鉄道の夜》

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自由とは誰もが一度は憧れるものである。 特に常日頃ルールに縛られている学生等はそのルールがなくなれば自由を感じるだろう。 しかしルールがなくなった時に自由だと感じるのは一瞬でその先のルールを自分で決めることができなければ自由を持て余すことになるだろう。 ルールがあるからこそ自由だと感じる瞬間がある。 その境界線を間違え自由に殺され駄目になる人間も少なくはない。 そこまでの考えがあったどうかは解らないが《小野》は《凌一》にそうなってほしくないようだ。 こんな友人を持つ《凌一》は幸せ者だ。 口下手で不器用な為に自分以外には伝わらないことが多いようだが《凌一》は常に気を使う性格だ。と《小野》はまた話し出した。
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