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話している内に《凌一》が目を覚ました。
眠そうに真っ赤になった目を擦りながら体を丸くし震えていた。
店主は何も言わずエアコンの設定温度を二度上げた後、水を差し出した。
礼を言い、思い出したように残っていたつまみを食べ始め酒を飲み干す。
更には《小野》が止めるのも聞かず、お茶漬けを二人前注文した。
一つは《小野》の分だそうだ。
細い体の何処にそんなに入るのか彼の食欲には驚かされる。
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