《銀河鉄道の夜》

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こういった考え方のできる《凌一》は働くことが嫌いではないというのがよくわかる。 普段の生活はともかく話を聞く限り、職場では真面目で評価も良いようだ。 働くことに何かしら楽しみを見出だせる人間と仕事ではなく休日に楽しみを見出だす人間。 どちらが良いというものは無いが私がそうだからなのか、私は前者を好む。 人それぞれではあるが長い人生の中、単純計算でも三分の一以上は労働時間になる。 ならば、その時間も楽しんだ方が良いと考えたのだ。 私と店主そして《凌一》は少なからず似た者同士なのかもしれない。
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