《銀河鉄道の夜》

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《凌一》は店主の言葉に最初、驚いてはいたが時間が経つにつれ迷いが吹っ切れたのか、その瞳は輝いて見えた。 《小野》は終始、本当に大丈夫なのか心配そうにしていたが店主の人間性もある程度解っているため 『コイツを宜しくお願いします。』と 礼儀正しく一言述べた。 《小野》の言葉を聞いた店主はまるで「そんなかしこまらなくていい。」とでも言いたげに手を横に数回振った。 店主は新しいグラスを3つ並べ酒を注いだ。 それは今までの酒と違い見たことのないものだった。
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