BETHERE...>前巻の続き

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MA YAは、ニッコリ笑いながら 『さぁ、続けよっ♪』 小さな滑り台に腰掛け ベースを鳴らす それに続くようにMASAとKAZUも奏でる 真夜中の客無しライヴ いや客がいたかな? 空の星になった アイツが...なんてね 近所迷惑なライヴ だけど俺らの気持ちいっぱいを詰め込んだライヴ 先に逝った アイツへ 「離れてなんかねえよ...俺たちは、いつまでも仲間だからよ」 そんな想いとか、いろんな感情が混ざりながら奏でる旋律 KAZUのドラミングは、「とどけ 先に逝きやがった馬鹿野郎へ!」 そう物語っているようで そんな風に感じたら 涙で声がでなくなった... そう あの日 みんな哭いてたんだ... KAZUのDrumも、MASAのGuitarも、そして...MA YAのBaseも.... みんな哭いてて奏でることができなくて... いつしか、あたりは...静寂に包まれてた
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