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部屋は一般的な大きさで隅にあらかじめ送っておいたダンボールが置いてあった
「あっ、おぉ! 海が見える」
家は少し高い所に建っているせいか海が一望できた
修二は少し早足で部屋を出て外へと出る
「奏島……俺ここに住むのか
まだ観光気分だな」
-まだ……音暮に未練があるのか
ボーっと歩いていると修二の足は自然と海へ来ていた
「……はぁ」
修二は砂浜に座りこんで後ろの木にもたれかかった
「11月だっていうのに、ここは全然寒くないな」
「……あ、あぁ~~!!」
「えっ!?」
修二が声に驚き、振り向くと歳が同じくらいの女の子がこちらを指差していた
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