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女の子は短い髪を風になびかせて少し怒った表情をしていた
「ここは私の特等席なの
どいたどいた」
「えっ……あ……悪い」
修二がその場を立ち退くとすぐ、女の子は修二の座っていた場所に座った
「ん? ……あんた誰?
三文字以内で自己紹介」
「修
……って無理だろ!!」
「おぉ……あんたツッコミ慣れしてるみたいだな」
直感でわかる
こいつは変なやつだと
「で、本当にあんた見ない顔だけど……?」
女の子の覗きこむように顔を見られ少したじろぎながら修二は答えた
「あ……あぁ今日島に引っ越してきた桐島 修二です
よろしく」
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